独立行政法人 水産総合研究センター 水産工学研究所

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機械実験棟

【概 要】

 機械実験棟は、漁船で使用される機械・機器類の開発や改良に関する基礎研究及び応用研究を行うための実験施設です。
 実験棟内には、漁労機械類の研究を行うための動揺シミュレーション装置(船上の揺れを再現する装置)、漁船機関に関する試験を行うため2台の機関が据え付けられた機関実験装置、−20℃までに対応した低温実験室、分析室、機械工作室等があります。
 主要な設備について、以下に説明します。  



【動揺シミュレーション装置及び制動装置】


 動揺シミュレーション装置は、ローリング(横揺れ)、ピッチング(縦揺れ)、ヒービング(上下揺れ)の揺れを作り出し、船上の揺れを再現することができます。
 動揺テーブルには、漁労機械を搭載できるようになっています。同時に制動装置を用いることにより、動揺する場での漁労作業を模擬することができます。
 制動装置により、漁労機械が巻き上げるロープに負荷(張力)を任意に与えることができます。
 

動揺シミュレーション装置
 

制動装置
 

機関実験装置

 機関実験装置は、漁船用ディーゼル機関に関する様々な試験を行うためのもので、機関は負荷を与える電気動力計と直結して使用します。
 4気筒機関(160PS/2500rpm)と単気筒機関(20PS/2200rpm)の2基のテストベンチがあります。
 環境問題から有害排気物質が問題となっていますが、窒素酸化物(NOx)、酸素、一酸化炭素、二酸化炭素、硫黄酸化物(SOx)、炭化水素、スモーク等の計測が可能です。
 4気筒機関は、コンピュータにより自動運転・自動データ収録が可能です。
 


4気筒機関テストベンチ



単気筒機関テストベンチ

制御・計測装置

排ガス分析器

                                       
低温実験室



低温実験室


 低温実験室は、低温下での機械・機器類の動作等を試験するための設備です。また、低温実験室内で小型機関の運転が可能なように、冷却された外気の取り入れと排気ガスの排出ができる構造としている。低温実験室は、最低−20℃までの温度設定が可能です。

 断熱パネルで囲われた低温室の寸法は5000W×4000D×2805Hであり、隣接した空気調和器の送風により、±2℃の温度制御が可能です。冷凍機械類は、冷凍機ユニット、外気処理ユニット、温度制御機器等から構成されています。  



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