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光電波応用実験棟

【概 要】

 この実験施設は、音波よりも細かい観察が可能で、伝えられる情報量が豊富で、さらに、空中で長い距離を情報伝達できる特徴を持っている光や電波の特徴を生かし、水産用のさまざまな調査観測に応用するための技術開発を行う実験施設です。  


 
【主要設備】

 1.電波暗室
   室寸法:7.46×4.44×4.23m

 2.軟X線発生装置
   完全防御暗箱式:カメラシステム 1インチPboビジコン
           イメージインテンシファイア

 3.光学台(2台)
   外形寸法:2000×1000×800mm、2000×1200×800mm
   搭載可能重量:300kg、300kg

 4.クリーンルーム
   クラス1000

 5.レーザー発生装置
   ・水冷アルゴンレーザー :514.5nm 1600mW以上
    発振波長        488.0nm 1400mW以上
   ・空冷アルゴンレーザー :488.0nm 40mW以上
    発振波長
   ・ヘリウムネオンレーザー:632.8nm 5mW以上
    発振波長
   ・YAGレーザー発振波長  :1064nm 5mW以上
 
 

電波暗室
 電波応用機器の開発・試験は、外から他の電磁波が入らないところで行う必要があります。また、機器自身の発する電磁波は、外へ出ると電波障害を起こし、壁から反射した場合には実験の障害になります。
 そこで、室内には電磁波吸収用の楔が全面に貼られています。

                                       
 一般に長い波長域のX線を軟X線と呼びます。
 この装置、魚体内に軟X線を通過させ、鰾(うきぶくろ)等を精密に観察する為の装置です。
 魚の量や大きさを超音波の反射の強さから推定することができるのですが、そのためには、魚体からの反射の中心である鰾の形を明らかにしなければなりません。

 



軟X線発生装置


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