漁港施設における機械インピーダンス法を用いたコンクリート強度推定運用マニュアル(案)


 水産工学研究所等の研究(第11回漁港漁場整備技術研究発表会「漁港のコンクリート構造物に対する簡易診断法の開発に関する研究」参照)によって、機械インピータンス法を適用することで、比較的精度良く且つ簡便に漁港施設のコンクリート強度を測定できることがわかった。このことから、機械インピータンス法の漁港施設における適用について、これまでの水産工学研究所等の成果を取りまとめて、本マニュアルを作成した。
本マニュアルは、機械インピータンス法を用いて、漁港施設の強度推定を行う場合の測定方法やデータ処理についてまとめたものであり、別添Ⅰで総説(趣旨、適用範囲)を、別添Ⅱで機械インピータンス法の原理、および具体的な測定方法、データ処理方法についてとりまとめたものである。

 漁港施設における機械インピーダンス法を用いたコンクリート強度推定運用マニュアル(案)
 
 本成果は、(財)漁港漁場漁村技術研究所の研究助成事業及び水産庁水産基盤整備調査委託事業「漁港漁場施設の設計基準の構築」による研究成果をとりまとめたものである。現地試験の実施にあたって、千葉県、神奈川県、富山県、岡山県および長崎県の関係者の皆様にご協力頂いた。また、本成果は東海大学笠井教授にご指導・ご協力頂いた。ここに記して感謝の意を表す。


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