平成23年12月13日(火)に、平成23年度水産工学関係研究開発推進会議水産基盤部会 「東日本大震災からの漁港漁村の復興に向けて」を南青山会館で開催しました。 平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、青森県から千葉県に至る東日本の太平洋 沿岸域、特に岩手県、宮城県、福島県の漁港漁村において、防波堤、護岸、岸壁、荷捌施設、 卸売市場、水産加工施設等漁業や水産業の基盤となる施設に加えて、地域住民の生活空間を広 範囲に壊滅状態に至らせた。 東日本大震災からの漁港漁村の復興に当たり、従来の災害復旧と異なる新たな地域復興策を 示すことが必要不可欠であるとともに、今後起こり得る東(南)海・南海地震の発生に備えて、 今後の防災、減災のあり方を示す視点も重要である。 そこで、東日本大震災からの漁港漁村の復興に向けて、今後の防災、減災のあり方の一つで ある“粘り強い”漁港漁村施設の構築に向けた問題点、解決すべき技術的課題について、45 機関80名を超える産官学の方々と議論を深めた。