独立行政法人 水産総合研究センター 水産工学研究所
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 平成23年度水産工学関係研究開発推進会議(水産基盤部会)を開催いたします。
 〜 東日本大震災からの漁港漁村の復興に向けて 〜

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、青森県から千葉県に至る東日本の太平洋沿岸域の漁港漁村に甚大な被害を与えた。特に岩手県、宮城県、福島県の漁港漁村では、防波堤、護岸、岸壁、荷捌施設、卸売市場、水産加工施設等、漁業や水産業の基盤となる施設に加え、地域住民の生活空間自体が広範囲に壊滅状態に至った。我が国有数の漁業生産地域として、水産物の生産と供給に重要な役割を果たしてきた漁港漁村の復興に当たり、単に漁業生産地域の復興という視点のみならず、今後起こり得る東(南)海・南海地震の発生に備え、今後の防災、減災のあり方を示す視点も重要となろう。東日本大震災からの漁港漁村の復興に当たり、従来の災害復旧と異なる新たな地域復興策を示すことが必要不可欠である。
 本部会では、最初に、我が国の津波研究の第一人者の東北大学名誉教授 首藤伸夫 氏をお招きし、「東日本大震災から得られた教訓を活かす」を講演戴く。次いで、水産庁防災漁村課より、災害査定の視点から見た施設被害の実態についてご報告戴く。さらに、被災地での地域復興に尽力する地元自治体より、地域復興に向けた苦悩や問題点を示して戴く等、東日本大震災からの漁港漁村の復興に向けて、今後の防災、減災のあり方の一つである“粘り強い”漁港漁村施設の構築に向けた問題点、解決すべき技術的課題について、会場に参集する産-官-学の方々と議論を深めたい。


 
平成23年度水産工学関係研究開発推進会議 水産基盤部会
 
 
テーマ:東日本大震災からの漁港漁村の復興に向けて
 
日 時:平成23年12月13日(火)13:30〜17:00
 
会 場:農林水産省共済組合 南青山会館 新館2F 大会議室(東京都港区南青山5丁目7-10 TEL:03-3406-1365) 
 
議 事
13:30-13:40 開会挨拶                         水産工学研究所長 津端 英樹
13:40-14:00 趣旨説明                         水産土木工学部長 中山 哲嚴
14:00-14:40 東日本大震災から得られた教訓を活かす           東北大学名誉教授 首藤 伸夫
14:40-15:00 東日本大震災による漁港・漁村施設の被害          水産庁防災漁村課 岡  貞行
15:00-15:20 地域の復興に向けた具体的な問題点等の提示         岩手県漁港漁村課 阿部 幸樹
15:20-16:00 地震・津波による被災メカニズムと粘り強い漁港施設づくりに向けて
                                   水産基盤グループ 八木 宏
                                   水産基盤グループ 佐伯 公康 
16:00-16:15 (休憩)
16:15-16:55 総合討論                         水産土木工学部長 中山 哲嚴
16:55-17:00 閉会挨拶                          業務推進部長   武内 智行
 

*参加を希望される方は、FAXまたはメールで下記の連絡先へお申し込み下さい
 (参加申込書:PDF)
 


連絡先
水産工学研究所 水産土木工学部
明田定満 TEL:0479-44-5934  FAX:0479-44-1875
     E-mail:akeda@fra.affrc.go.jp


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