独立行政法人 水産総合研究センター 水産工学研究所
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 漁業生産技術分科会「沿岸域における新たな漁業生産技術の開発を目指して」を開催します

 昨今の燃油高騰、漁業従事者数の一層の減少と高齢化、漁業・養殖業生産の伸び悩み、水産業の経営悪化と産業競
争力の低下等、水産業、とりわけ沿岸漁業をめぐる情勢はきびしさを増しており、生産構造改善のための技術開発が
強く望まれている。
 昨年度の当分科会では、主要な沿岸漁業種のひとつである小型底曳き網漁業をテーマとして、水産工学研究所など
が行っている研究開発事例を紹介し、成果の全国展開を図るとともに、今後の研究開発方向について議論した。
 本年度は、引き続き、水産工学研究所が中心となって実施している、沿岸漁業における現場ニーズに即した実証型
の研究開発のうち、昨年度取り上げなかった漁業種を中心に話題提供を行い、成果の現場への普及を促進する。
 さらに、昨年度、漁業を漁具・機関・船体の三者を一つの生産システムとしてとらえ、個々の要素技術を結合し、
操業を最適化しなければならないことを確認したが、本年度は、この三者に探査技術効率化のための水中音響技術を
も加え、新たな漁業生産技術の開発の方向性について議論する。


 
平成22年度水産工学関係研究開発推進特別部会 漁業生産技術分科会
 
 
テーマ:沿岸域における新たな漁業生産技術の開発を目指して
 
日 時:平成23年1月20日(木)13:30〜17:00
 
会 場:農林水産省共済組合 南青山会館 大会議室(東京都港区南青山5丁目7-10 TEL:03-3406-1365) 
 
議 事
13:30-13:35 開会挨拶
13:35-13:40 趣旨説明(漁業生産・情報工学部長:宮野鼻洋一)
13:40-14:10 ホタテ桁曳き網漁業の省エネルギー化(漁船工学グループ:長谷川勝男・溝口弘泰・升也利一) 
14:10-14:40 小型底曳き網漁業の省エネルギー化(漁具・漁法グループ:長谷川誠三・藤田薫)
                       (漁船工学グループ:溝口弘泰・長谷川勝男) 
                       (宮城県水産技術総合センター:渡邊一仁)
14:40-15:10 シラス二そう船曳き網漁業へのシミュレーション技術の導入 
                       (漁船工学グループ:長谷川勝男) 
                       (漁具・漁法グループ:鈴木勝也・山ア慎太郎)
                       (近畿大学:高木力) 
15:10-15:20 休 憩
15:20-15:50 小型定置網漁業における活魚輸送技術(鹿児島大学:安樂和彦)
15:50-16:20 沿岸漁船の眼としての水中音響技術(水産情報工学グループ:高尾芳三) 
16:20-16:55 総合討論
16:55-17:00 閉会挨拶 
 


連絡先
水産工学研究所 漁業生産・情報工学部
宮野鼻洋一 TEL:0479-44-5941  FAX:0479-44-6221

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