独立行政法人 水産総合研究センター 水産工学研究所
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 水産基盤分科会「ライフサイクルマネジメントによる水産基盤施設の効率的な維持管理に向けて」を開催しました

平成21年12月8日(火)に、平成21年度水産工学関係研究開発推進特別部会水産基盤分科会「ライフサイクルマネジメン
トによる水産基盤施設の効率的な維持管理に向けて」を東京都の南青山会館で開催しました。
社会資本を資産としてとらえ、その状態を客観的に把握・評価し、中長期的な資産の状態を予測するとともに、予算
的制約の下で必要な対策を適時・適切に行うものが今注目されているアセットマネジメントで、現状においては、ま
ずは求められる機能を確保した中で安全性や健全性を維持しつつ、既存施設の耐久性の向上や延命化を図ることが現
実的で、一定評価期間の中で漁港施設のライフサイクルコストの低減(最適化)を図るライフサイクルマネジメントの
導入が検討されています。
総合討論では、@無筋コンクリート構造物の老朽化診断技術の開発の必要性、A効率的な点検・調査の必要性、B現
場での実践を通じた実用性の向上の重要性、などに関して意見が交わされました。
今後は、各種調査研究機関と現場との連携・協力のもと、取り組みを進めていくこととしました。

当日は、全国から約90名の参加がありました。





開会挨拶

水産工学研究所 所長
玉井恭一
社会基盤整備における
アセットマネジメントの動向
日本シーカ株式会社 技術研究所
伊達重之 氏
水産基盤ストックマネジメント事業
について
水産庁 漁港漁場整備部整備課
森 課長補佐


漁港施設の更新需要予測について

水産庁 漁港漁場整備部計画課
梅津 専門官


維持管理計画による計画的な
維持管理の重要性
漁港漁場漁村技術研究所
保坂三美 氏


維持管理支援システムによる
効率的な維持管理の必要性
水産土木建設技術センター
藤田孝康 氏
 

水産基盤施設のための
老朽化診断手法について

水産工学研究所 地域基盤研究チーム長
三上信雄


青森県の漁港ストックマネジメント
の取り組みについて


青森県 農林水産部漁港漁場整備課
坂本地仁 氏



閉会挨拶

水産工学研究所 水産土木工学部長
中山一郎
 

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