独立行政法人 水産総合研究センター 水産工学研究所
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 水産業システム化研究ワークショップを開催

 水産工学研究所では、平成18年度水産工学関係研究開発推進特別部会にて論議された「水産業をシステム的に捉えた研究戦略」の提唱に基づく具体的な取り組みとして、多様な関係諸団体との研究連携を実現するための「水産業システム化研究会」の事務局を担当し、これまでに4回の会合を開催し、発足1周年を迎えることができました。
 そこで、第5回の会合では、参集範囲を拡大し、主に研究開発課題の企画案を集中的に討議する「水産業システム化研究ワークショップ」を、平成20年1月18日に東京・南青山会館において開催しました。
 このワークショップでは、漁村の労働状況、養殖を含む生産・流通・販売の視点からの水産業システム化の課題の整理に続き、岩手県および山口県における事例の紹介、さらに、水産業システムの改善に資する新体系の構築に向けての提案等の話題提供の後、活発な討論が行われました。 
 本ワークショップには大学、地方自治体、研究開発機関、関係団体等11機関から35名の参加がありました。

開会挨拶
土屋 孟(研究会会長;(社)海洋水産システム協会)
話題提供
「岩手県久慈地方におけるホタテガイを中心とした街づくり
    −ほたてプロジェクト−」
藤原 庄一郎(岩手県久慈地方振興局水産部漁港漁村課)
話題提供
「山口県における漁船漁業構造改革の取り組み」
有薗 眞琴(山口県水産振興課)
会場の様子

 議事次第
水産業システム化研究ワークショップ(第5回水産業システム化研究会)
T.会 場  南青山会館
U.日 時  平成20年1月18日(金)13:00〜17:00
V.議 事
  1.開会挨拶:土屋 孟(研究会会長;(社)海洋水産システム協会)
  2.主旨説明:影山 智将(水産工学研究所)
  3.話題提供
   ・水産業システム化研究会この1年間の成果
中村 義治(水産工学研究所)
   ・漁村の労働力不足と労働代替機械開発の必要性
宮田 勉(中央水産研究所)
   ・養殖業のシステム化に向けた現状と課題
生田 和正(養殖研究所)
   ・漁業生産・流通・販売の視点からの水産業システム化の課題と提案
岡野 利之((社)海洋水産システム協会)
   ・岩手県久慈地方におけるホタテガイを中心とした街づくり −ほたてプロジェクト−
藤原 庄一郎(岩手県久慈地方振興局水産部漁港漁村課)
   ・山口県における漁船漁業構造改革の取り組み
有薗 眞琴(山口県水産振興課)
   ・水産業システムの改善に資する新体系の構築に向けて
敷田 麻実(北海道大学観光学高等研究センター)
  4.総合討論(研究内容や資金獲得など研究会運営の意見交換)
    ・漁業地域の包括的な分析、把握、評価の事例と今後の課題(水産工学研究所)
    ・研究開発課題の整理(水産工学研究所・研究会事務局)
    ・研究会の今後の方向性についての討議
  5.閉会

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