独立行政法人 水産総合研究センター 水産工学研究所
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 水産調査計測シンポジウム開催のご案内

平成19年度水産工学関係研究開発推進特別部会水産調査計測シンポジウム
漁業用音響探査機器の開発の現状とニーズ

【開催主旨】
 魚群探知機およびソナーを中心とする音響探査機器は、漁業の種類や規模を問わず、漁船にとっての水中を見る目として魚群・漁場の探索に広く利用されている。ここ数年来、これらの機器の機能は、漁業現場からのニーズに応えて高度化しており、魚種の判別や魚体長の推定が可能な製品などが市販品として登場するようになってきた。こうしたものの導入によって、操業の能率、すなわち生産性は大いに向上すると期待できる。
 一方、慢性的な過剰漁獲、水産物需給における国内外の構造変化、および環境危機の深刻化など加え、折からの原油価格の急騰によって厳しさを増すなか、わが国の漁業には持続可能で効率的な体質への変革が一層強く求められている。このような状況に対して、音響探査機器が貢献できる余地は、かなり大きいと思われる。
 今年度のシンポジウムでは、漁業用の音響探査機器の開発・利用の現状について、水産音響研究(基礎)から漁業現場(実用)までのつながりを考慮しながら、論議する。

【シンポジウム責任者】  宮野鼻洋一(水産工学研究所水産情報工学部長)

【開催場所】  銚子商工会館大ホール(〒288-0045 銚子市三軒町19-4 TEL0479-25-3111 JR銚子駅より徒歩2分)

【開催日時】  平成20年1月17日(木) 13:00-17:00

  本シンポジウムは水産業や水産研究に関係・関心のある方を対象としております。
  入場は無料ですが、シンポジウムへの参加には事前申し込みが必要となります。
  参加ご希望の方は平成20年1月11日までに以下の問い合わせ先へ申し込みをお願いします。

 問合せ先:水産工学研究所水産情報工学部上席研究員 渡辺一俊
  電話:0479-44-5954(直通) ファックス:0479-44-1875

 議事次第
平成19年度水産工学関係研究開発推進特別部会水産調査計測シンポジウム
漁業用音響探査機器の開発の現状とニーズ
T.会 場  銚子商工会館大ホール
U.日 時  平成20年1月17日(木) 13:00-17:00
V.議 事
  1.開 会
  2.挨 拶  影山智将 水産工学研究所長
  3.主旨説明 宮野鼻洋一 水産情報工学部長
  4.講 演(演題は仮題を含む)
   ・漁船漁業のシステム化における魚探・ソナーの役割と今後への期待
長島徳雄(社団法人海洋水産システム協会)
   ・もっと頼れる魚探・ソナーにするための水産音響研究
渡辺一俊(水産工学研究所)
   ・漁業用ソナーに関する最近の動向
浅海茂(古野電気株式会社)
   ・魚体長魚探について
倉都健治(株式会社カイジョーソニック)
   ・ヨーロッパの各漁法における漁業機器の現状と機器開発の概念
中野健一(日本海洋株式会社)
   ・エチゼンクラゲを音で見る
貞安一廣(水産工学研究所)
  5.総合討論
  6.閉会

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