定置網におけるクロマグロ漁獲抑制の取り組み



 太平洋クロマグロ Thunnus orientalisの資源回復のために、各国が漁獲抑制に取り組んでいます。

 日本では漁法・地域ごとに漁獲量の上限を定めていますが、さまざまな魚が入網するのを待ち受けて漁獲する定置網では、クロマグロだけを逃がす技術が必要です。

 そこで、水産研究・教育機構、各都道府県の定置漁業者及び試験研究機関、大学、漁具・漁業資材会社が連携して、技術開発と実証に取り組んでいます。

 太平洋クロマグロ漁獲抑制対策支援事業(水産庁補助事業)

平成29年度(2017年度)成果報告書

平成30年度(2018年度)成果報告書

令和元年度(2019年度)成果報告書

令和2年度(2020年度)成果報告書  New!!


 関連する取り組み

 本事業では、下記の基礎技術開発の成果(東京海洋大学プレスリリース)を活用しています。


 【定置網に入網したクロマグロ幼魚の放流技術の開発】(ホリエイHP
  ・実施機関:クロマグロ幼魚放流技術開発研究グループ(代表:東京海洋大学)
  (平成26年度農林水産業の革新的技術緊急展開事業[農林水産省])

 【定置網に入網したクロマグロ小型魚の選別・放流技術の開発】(東京海洋大学HP
  ・実施機関:クロマグロ小型魚選別放流技術研究開発コンソーシアム(代表:東京海洋大学)
  (平成28-29年度農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業[農林水産省])
  (平成30年度イノベーション創出強化研究推進事業[農林水産省])

 【クロマグロの資源回復と定置網漁業の生産性向上を同時に実現する漁獲コントロール技術の開発】
  ・実施機関:クロマグロ漁獲コントロール技術研究開発コンソーシアム(代表:東京海洋大学)
  (令和元-3年度イノベーション創出強化研究推進事業[農林水産省])

 関連リンク

   くろまぐろの部屋(水産庁)

   くろまぐろ資源管理(日本定置漁業協会)


 【お問い合わせ窓口】
  国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産技術研究所
   水産工学部 漁業生産工学グループ
  〒314-0408 茨城県神栖市波崎7620-7 TEL:0479-44-5951 FAX:0479-44-6221