漁港・漁場の施設の設計支援ツール公開
-設計実務の効率化に向けて-

 平成27年7月、水産庁は漁港・漁場の施設の設計体系を見直し、「漁港・漁場の施設の設計参考図書2015年版」を公表しました 。

 同図書では、施設設計に係る波や流れ、波力などの新たな算定方法(性能照査手法)に加えて、東日本大震災を踏まえた地震・津波に関する新たな技術的知見が反映されています。

 水産工学研究所では、同図書の改訂作業を担当し、関係者協力のもと、同図書に基づく設計を支援するプログラム(支援ツール)を作成しました。

支援ツールの概要
支援ツールダウンロードページへ

※令和4年8月時点において、使用するブラウザーによっては支援ツールのダウンロードができないことを確認しています(Mozilla Firefoxはダウンロード可能、Microsoft EdgeおよびGoogle Chromeは不可能。

※「不規則波砕波を考慮した水深のみによる波高の変化」において、水深と有義波高の比が0.3~0.5付近で波高算定値に不連続が生じる場合があることが報告されています。OS環境やExcelのバージョンが本支援ツールの実行結果に影響を及ぼすことが考えられますので、ご利用に際してはご注意ください。

 本支援ツールが漁港・漁場関係者によって広く活用されることを期待しております。

お問い合わせ

〒314-0408 茨城県神栖市波崎7620-7
国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産技術研究所
環境・応用部門 水産工学部 水産基盤グループ
管理部門 神栖拠点 業務推進チーム
TEL(代表):0479-44-5929 FAX:0479-44-1875
(令和2年7月、組織再編しました)
※当研究所のウェブサイトでは同図書内で示された漁港施設の耐震性能照査に使用できるプログラムも公開しております。こちらもぜひご活用ください。