トーゴ共和国ロメ漁港を対象とした
最適な港形検討
西アフリカのトーゴ共和国は、我が国政府開発援助(ODA)による漁港整備を要請しました。これを受けてJICA(国際協力機構)は、漁港整備に向けた現地調査を行いました。
調査結果からは、整備予定の海岸が特異な地形を有することもあり、@来襲する長周期の波が漁港内における木造漁船の利用に及ぼす影響、A漁港の航路や泊地、係船岸、近接海岸が海底の砂の移動により侵食・堆積する影響などについて、十分な検討と対策が必要であることがわかりました。このため、平面実験を行って波浪や海浜流、越波、ブロックの安定性などの水理特性を把握し、ロメ漁港の港形の決定に役立てました。 |