防波堤で囲まれることが多い漁港の中は水の循環が悪いため汚くなりがちです。そこで波を流れに変換して海水を通すように工夫した海水導入工の実験を行っています。 防波堤の全体模型(写真左)に波が当たることで、色の付いた水が港内に流入している状況が分かります(写真右上)。
広い平面水槽を利用して漁港全体を模型で再現することで、計算ではわかりにくい漁港の周りでの波の動きなどを調べ、波を防ぐにはどこに防波堤を配置すればいいのかといった漁港整備の検討に役立てています。