計量魚群探知機などを用いた音響水産資源調査は、浮魚資源を中心に次第に定着してきましたが、音響水産資源調査手法は、より広範な計測対象に対応することが求められるようになっています。さらに、音響技術は、調査計測手段に留まらず、様々な探査・漁労に応用されることによって、従来、主として勘と経験に頼っていた漁業技術をより効率化・近代化するための手段としても期待されています。
そこで、水産工学研究所が主催する水産工学関係研究開発推進特別部会水産調査計測シンポジウム「漁業用音響探査機器の開発の現状とニーズ」を、平成20年1月17日に銚子商工会館大ホールにおいて開催しました。
このシンポジウムでは、漁船漁業における音響技術開発への期待、音響研究の役割、国内国外の魚探機やソナーの開発状況、水産工学研究所における最新の音響モニタリング技術開発などの話題提供の後、活溌な討論が行われました。
本シンポジウムには国や地方自治体、関係団体、民間企業等47機関から86名の参加がありました。
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開会の挨拶
影山智将所長
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会場の様子
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講 演
「魚体長魚探について」
倉都健治 ((株)カイジョーソニック)
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講 演
「ヨーロッパの各漁法における
漁業機器の現状と機器開発の概念」
中野健一 (日本海洋(株))
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議事次第 |
平成19年度水産工学関係研究開発推進特別部会水産調査計測シンポジウム |
−漁業用音響探査機器の開発の現状とニーズ− |
T.会 場 銚子商工会館大ホール |
U.日 時 平成20年1月17日(木) 13:00-17:00 |
V.議 事 |
1.開 会 |
2.挨 拶 影山智将 水産工学研究所長 |
3.主旨説明 宮野鼻洋一 水産情報工学部長 |
4.講 演 |
・漁船漁業のシステム化における魚探・ソナーの役割と今後への期待 |
長島徳雄(社団法人海洋水産システム協会) |
・もっと頼れる魚探・ソナーにするための水産音響研究 |
渡辺一俊(水産工学研究所) |
・小型ソナーの変遷と取り組み事例の紹介 |
浅海茂(古野電気株式会社) |
・魚体長魚探について |
倉都健治(株式会社カイジョーソニック) |
・ヨーロッパの各漁法における漁業機器の現状と機器開発の概念 |
中野健一(日本海洋株式会社) |
・エチゼンクラゲを音で見る |
貞安一廣(水産工学研究所) |
5.総合討論 |
6.閉会 |
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