漁船のデータをスマホで入力、減速による省エネ効果がすぐにわかるソフト『Dr.省エネ』を作成


 昨今の燃料費の高騰により、漁家経営は大変逼迫しています。この状況の中で燃油費節減を行うためには、省エネルギー型漁業への転換が必要です。

 水産総合研究センター(FRA)(※現・国立研究開発法人 水産研究・教育機構)の水産工学研究所と開発調査センターでは、漁船漁業の省エネルギー化を推進するため調査研究を行ってきました。その結果の一部として、省エネ方法とその理論等を簡単にまとめた「漁船漁業の省エネルギーに向けて(ガイドブック)」と、ガイドブックの要点を簡単にまとめた「漁船操船者用パンフレット」を作成しました。

 また、漁業者が自分の漁船の省エネを実感できるように、スマートフォンなどの携帯端末からHPにアクセスして、漁船の長さ、幅や馬力などのデータをを入力して、減速による燃料削減量を計算することができる燃料削減量概算ソフト『Dr.省エネ』を作成しました。

 これらの資料やソフトは、以下のリンクで無料公開しています。
 これらを活用していただき、漁業現場での省エネの普及促進や、省エネルギー型漁業への転換に弾みがつくものと期待しています。

   ※2013年10月17日 バージョンアップしました。



  漁船漁業の省エネルギーに向けて(ガイドブック) 


  漁船操船者用パンフレット


  燃料削減量概算ソフト『Dr.省エネ』
 


  注:対象となる漁船は、底びき網漁船などのエンジンを船内に装備している漁船です。船外機の付いている小型漁船は、対象
    ではありません。






 



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