平成18年度水産工学関係研究開発特別部会漁業技術シンポジウム
大型クラゲによる漁業被害軽減対策技術の開発
大型クラゲは近年頻繁に大量出現し、漁業に大きな被害を与えた。大型クラゲによる漁業
被害を軽減するために、独立行政法人水産総合研究センターでは、先端技術を活用した農
林水産研究高度化事業の一環として「大型クラゲの大量出現予測、漁業被害防除及び有効
利用技術の開発」を現在おこなっている。この事業と並行して、大型クラゲ漁業被害軽減対
策技術の開発に関する事業がマリノフォーラム21、海洋水産システム協会を研究推進主体
として進められてきた。また、現場の独自の発想から新しい技術開発も行われている。これ
らの漁業被害軽減対策技術開発の成果情報を共有することにより、今後の漁業被害軽減
対策技術開発の効率的な推進をはかるために、漁業技術シンポジウムを行う。
開催日時 平成18年6月29日(木) 13:00〜16:30
開催場所 宮津ロイヤルホテル 京都府宮津市田井小字岩本58 TEL:0772-25-1800
13:00〜13:10 開会の挨拶 中野 広(水産工学研究所長)
葭矢 護(京都府水産課長)
13:10〜13:15 主旨説明 渡部俊広(水産工学研究所)
13:15〜15:55 研究発表
13:15〜13:25 大型クラゲの遊泳深度について
本多直人(水産工学研究所)
13:25〜13:35 大型クラゲ混獲防除機能付き底びき網(駆け廻し)の開発
石塚朋文・内海卓三(兵庫県漁業協同組合連合会但馬支所)
13:35〜13:45 駆け廻し式小型底びき網の大型クラゲ防除網の開発
山ア 淳(京都府立海洋センター)
13:45〜13:55 小型底びき網(板びき網)漁業における大型クラゲ混獲防除漁具の改良と導入効果
河村智志(新潟県水産海洋研究所)
13:55〜14:05 柔軟な構造を持つ大型クラゲ混獲防除用グリッドセパレータの開発
藤田 薫(水産工学研究所)
14:05〜14:15 大型クラゲの洋上駆除について
渡部俊広(水産工学研究所)
14:15〜14:30 質疑
14:30〜14:50 休息
14:50〜15:00 捨て網部分を大目化した大型クラゲ対策垣網
村山達朗(島根県水産技術センター)
15:00〜15:10 大目垣網の開発
杉本剛士(福井県水産試験場)
15:10〜15:20 定置網の垣網大目化による大型クラゲ防除技術の開発
上野陽一郎(京都府立海洋センター)
15:20〜15:30 定置網漁業における大型クラゲ対策網の開発−箱網内での対策事例その後−
鯉野 宏(ホクモウ株式会社)
15:30〜15:40 岩手県で実施された秋サケ定置網における大型クラゲ進入阻止技術について
後藤友明(岩手県水産技術センター)
15:40〜15:55 質疑
15:55〜16:25 総合討論
16:25〜16:30 閉会の挨拶 小田健一(水産工学研究所漁業生産工学部長)