漁業技術シンポジウム:大型クラゲによる漁業被害の防除技術開発の現状

    日 時   平成17年5月25日(水) 13:00〜17:00
    場 所   福井県水産会館 大ホール
 
  大型クラゲは近年頻繁に大量出現し,漁業に大きな被害を与えた。大型クラゲによる漁業被害を軽減するために,
独立行政法人水産総合研究センターでは、先端技術を活用した農林水産研究高度化事業の一環として「大型クラゲ
の大量出現予測、漁業被害防除及び有効利用技術の開発」を現在おこなっている。この事業と並行して、大型クラゲ
漁業被害防除技術の開発に関する事業が(社)マリノフォーラム21、(社)海洋水産システム協会を研究推進主体として
進められている。これらの事業の成果情報を共有することにより,今後の防除技術開発の効率的な推進をはかるため
に,漁業技術シンポジウムを行う。
 
13:00〜13:05 開会の挨拶              山越康行(水産工学研究所)
 
13:05〜13:10 主旨説明               渡部俊広(水産工学研究所)
 
13:10〜13:25 2003年に来遊した大型クラゲによる漁業被害 
                               渡部俊広(水産工学研究所)
 
13:25〜14:10 マリノフォーラム21が推進している定置網における大型クラゲ漁業被害対策
            島根における取り組み       村山達朗(島根県水産試験場)
  石川における取り組み       鯉野宏(ホクモウ株式会社)
  福井における取り組み       杉本剛士(福井県水産試験場)
 
 
14:10〜14:40 海洋水産システム協会が推進している大型クラゲの混獲防除機能を持つ底びき網漁具の技術開発
            島根県漁連における取り組み    村山達朗(島根県水産試験場)
            兵庫県漁連における取り組み    内海卓三(兵庫県漁連但馬支所)
 
14:40〜15:00 休息
 
15:00〜16:15 農林水産研究高度化事業における大型クラゲ漁業被害防除技術の開発
           漁場における大型クラゲの行動調査  本多直人(水産工学研究所)
           底びき網における大型クラゲ漁業被害防除技術の開発
               水産工学研究所における取り組み 松下吉樹(水産工学研究所)
               新潟県における取り組み       河村智志(新潟県水産海洋研究所)
               京都府における取り組み       山ア 淳(京都府立海洋センター)
           定置網における大型クラゲ漁業被害防除技術の開発
                                      上野陽一郎(京都府立海洋センター)
 
16:20〜16:55 総合討論
 
16:55〜17:00 閉会の挨拶              小田健一(水産工学研究所)