水産調査計測部会
 
1.日 時:平成16年1月14日(水) 13:00〜17:30
 
2.場 所:水産工学研究所 研究管理棟 会議室
(〒314−0421 茨城県鹿島郡波崎町海老台)
 
3.部会テーマ:水中探査計測技術の開発と実用化
 
4.開催趣旨
 
公的な試験研究機関に対する機関評価が定着していくなか,試験研究の成果として,職務発明、すなわち特許
に代表される工業所有権の取得が重視されるようになってきた。また、産学官の連携や外部資金の活用が進むな
かで、成果の帰属と利用の権利を明示し、また保護することが、私益はもちろん、公益を守る上でも必須だとの認
識も広まりつつある。
とはいっても、多くの公的機関や部門において職務発明はまだ馴染みが薄く、幅広い関心を引くには至っていな
い。たしかに水産分野の試験研究機関の大半は、技術開発を主な役割としているわけではないが、それでも特許
などの取得が必要となる場面は、近来確実に増えている。
こうした傾向は、今後一層強まっていくと思われることから、水産分野の試験研究機関も、急ぎこれに対応してい
く必要がある。そのためには、職務発明を身近なものとして捉えることが先決となる。
今年度の会議では、職務発明への理解を深めると同時に、これからの活発な発明を促すことを目的に議論を進
める。中心となる話題は、特許実務の専門家から見た特許に相応しい発明のあり方、および水中探査計測技術に
関連する特許取得の実例である。
試験研究を推進していく上では、職務発明もさることながら、調査機器類の使用における技術的問題の解決や
工夫もまた重要である。この観点から、魚介類の行動計測と魚探に関する技術的な話題も、逢わせて議論の題材
とする。
なお、話題の選定にあたっては、昨年度の本部会、並びに水産工学関係試験研究推進会議で示された問題点
や要望を参考とした。
 
5.議事次第
















 
@ 開会挨拶 山越 康行(水産工学研究所長)
A 趣旨説明 小田 健一(水産情報工学部長事務取扱)
B




 
音響・工学的技術の実用化における職務発明
特許になる発明とは          藤野 清規(藤野特許事務所) 
魚類蝟集モニタリング装置 高橋 秀行(漁業生産工学部)
魚種識別計量魚群探知機 倉都 健治(株式会社カイジョー)
水中ビデオ記録装置 森口 朗彦(水産土木工学部)
魚群行動シミュレーション 丹羽 洋智(水産情報工学部)
C





 
野外調査における水中探査機器類の利用と問題点
水産資源研究における近年の行動・生態計測技術について 河邊 玲(長崎大学水産学部)
 
漁船搭載の魚探によるサケ類稚魚調査
 
長谷川英一
(独立行政法人さけ・ます資源管理センター)
市販の携帯型魚探による河川における地形調査 齊藤 肇(水産土木工学部)
計量魚探への付着生物の影響 高尾 芳三(水産情報工学部)
D 総合討論  
E 閉会挨拶 小田 健一(漁業生産工学部長)
 
6.問合わせ先
 
渡辺 一俊(水産情報工学部 上席研究官)
TEL:0479-44-5954,FAX:0479-44-1875,E-mail:wtnbhnfr@fra.affrc.go.jp