平成13年度研究所機関評価会議結果概要

      独立行政法人水産総合研究センター 水産工学研究所

 
1 開催日時 平成14年3月29日(金)  13:30〜17:00
2 開催場所 水産工学研究所 会議室
3 出席者
外部委員:(敬称略,五十音順)
天下井 清 (北海道大学大学院水産科学研究科教授)
三村 信男 (茨城大学広域水圏環境科学教育研究センター教授)
渡辺 英昭 (茨城県茨城水産試験場場長);欠席
 
水産工学研究所:
所 長 萩野 静也  
企画連絡室長 山越 康行
水産土木工学部長 高木 伸雄
漁業生産工学部長(事務取扱) 山越 康行
水産情報工学部長 小田 健一 
総務課長 濱邊 保 (欠席)
総務課長補佐 相澤 幹夫
たか丸船長 畑中 享
 
事務局等:
企画連絡科長 井上 喜洋
情報係長 石島 健一
 

4 結果の概要















































議 題 結果の概要
座長選出  天下井 清委員を座長に選出し,議事を進めた。
議事
1.独立行政法人水産総合研究センターの概要

 水研センターの組織の概要及び水産工学研究所の組織などについて説明した。
2.中期計画,平成13年度計画及びその評価方法並びに予算について







 水研センター中期計画の概要,水産工学研究所の平成13年度計画,評価システム並びに水産工学研究所の平成13年度予算の概要を説明した。
 外部委員から,予算配分の方法等について質問があり,水研センター及び所内の予算配分の仕組みについて説明した。また,評価システムに関して,各種の資料作成など評価のために多くの労力が割かれ本来業務に支障が出ないかなどの質問があり,独立行政法人化後初めて導入した評価システムであることを説明するとともに,資料作成の簡素化など改善すべき点については本部に伝える旨回答した。
3.研究業務について






 各部長より,水産工学研究所が担当する研究課題の実施状況について説明した。また,企画連絡室長から研究評価部会における課題評価の結果を報告した。
研究課題評価結果
S(計画を大きく上回って業務が進捗) :なし
A(計画に対して業務が順調に進捗) :13課題
B(計画に対して業務がおおむね順調に進捗):3課題
C(計画に対して業務が遅れている) :なし
4.研究所の運営について









 各部長より,平成13年度の競争的資金による課題(11課題),水産庁委託事業(5事業9課題),受託研究(8課題)等の実施状況を説明した。また,企画連絡室長より,学会誌・研究報告・公刊図書等への論文発表数,応嘱している委員会数,学会賞受賞数,学位取得数など,所の活動状況について説明した。
 なお,外部委員から,人材の確保について,大学あるいは独立行政法人を含め,任期を限定してでも良いが研究者の流動化を考える時期に来ているとの意見があった。
 外部委員から出された主な意見については,5.外部委員の主な意見と対応方針に記す。
5.総合評価







 評価委員から以下のように,業務が順調に進捗していると評価された。
・研究課題(中課題レベル)並びに水産庁委託事業及び他機関からの委託研究業務は,計画に対して業務が順調に進捗しており,それぞれの年度目標を達成している。
・水産工学研究所が多くの課題(研究,事業)に対応しているのは,行政的及び社会的に大きく貢献していることを意味しており,高く評価できる。
5 外部委員の主な意見と対応方針



















外部委員の主な意見 対応方針
・業務量と研究者数を勘案すると研究員の増員を考慮すべき。


・産業基盤の充実にとどまらず,生態系保全なども考慮した研究,すなわち,多面的な研究が今後益々必要。


・生産技術・環境保全技術の向上,生態系への配慮などを考えた総合的かつ系統的な漁業生産技術の研究推進を期待。
・人材の確保に関しては諸制度等の活用を検討し,所で対応できる範囲内で研究員などの実質的確保に努める。水研センター全体として検討すべき事項については,水研センターの運営会議等に諮る。

・これまでも,環境保全や生物群集への影響などを考慮して研究の課題化に当たった。今後も,指摘の観点を考慮しつつ研究や事業を展開するとともに,競争的資金の獲得のための提案や次期の中期計画の課題化への反映に努める。

・次期中期計画で想定している総合的な研究,例えば,船と漁具,乗組員の作業性などを統合した漁業生産システムとしての漁船の開発など,総合的な漁業生産技術の研究発展に努める。現中期計画の期間は,その推進に必要な要素技術の高度化など一層の研究推進を図る。
6 評価結果の反映方法(6月末現在)














改善措置をすでにとったもの 今後検討するもの
・人材の確保の一環として,日本学術振興会の平成14年度特別研究員に1名を応募し,研究体制の強化に努めている。

・生態系と関連した研究課題として提案した「流域圏における水環境・農林水産生態系の自然共生型管理技術の開発」など新たに3つのプロジェクト研究で合計8課題が採択され,平成14年度から研究を開始した。
・多面的な要素を考慮した研究あるいは総合的かつ系統的な研究の効率的な推進については,今後とも研究体制の強化や推進態勢などを含め検討する。





           平成13年度研究評価部会開催状況

              独立行政法人水産総合研究センター 水産工学研究所
 

○ 水産土木工学部 
1 開催日時 平成14年3月8日(金)  10:00〜17:00
2 開催場所 水産工学研究所 会議室
3 出席者
外部委員:
木村 晴保(高知大学教授)
部外参加者:
山越 康行(企画連絡室長),小田 健一(水産情報工学部長)
部内参加者:
高木 伸雄(部長),武内 智行(上席研究官)
明田 定満(開発システム研究室長),桑原 久実(同主任研究官)
山本 潤(同研究員)
中村 義治(環境分析研究室長),足立久美子(同主任研究官)
斉藤 肇(同研究員)
高木 儀昌(漁場施設研究室長),森口 朗彦(同主任研究官)
大槇 正紀(漁港施設研究室長),佐伯 公康(同研究員)
中山 哲嚴(水理研究室長),川俣 茂(同主任研究官)
宮地 健司(同研究員)
 
○ 漁業生産工学部 
1 開催日時 平成14年3月7日(木)  10:00〜17:00
2 開催場所 水産工学研究所 会議室
3 出席者
外部委員:
東海 正(東京水産大学教授)
部外参加者:
萩野 静也(所長),渡辺 俊一(水産情報工学部上席研究官)
崔 淅珍(特別研究員)
部内参加者:
山越 康行(部長),川島 敏彦(上席研究官)
升也 利一(船体研究室長),鈴木 四郎(同計測技術専門官)
長谷川勝男(機械化研究室長),高橋 秀行(同研究員)
渡部 俊広(漁法研究室長),松下 吉樹(同主任研究官)
山崎慎太郎(同主任研究官),藤田 薫(同研究員)
本多 直人(同研究員)
馬  寧(安全性研究室長),松田 秋彦(同研究員)
 
○ 水産情報工学部 
1 開催日時 平成14年3月5日(火) 10:00〜17:00
2 開催場所 水産工学研究所 会議室
3 出席者
外部委員:
青木 一郎(東京大学教授)
部外参加者:
萩野 静也(所長),山越 康行(企画連絡室長)
武内 智行(水産土木工学部上席研究官)
部内参加者:
小田 健一(部長),渡辺 一俊(上席研究官)
澤田 浩一(資源情報工学研究室主任研究官),名波 敦(同研究員)
石井 憲(海洋情報工学研究室長),奥村都誉司(同研究員)
丹羽 洋智(行動生態工学研究室長),赤松 友成(同主任研究官)
欠席者:
高尾 芳三(資源情報工学研究室長)